「そのままの自分でいい」は本当か
「そのままの自分でいい~」という発信に 思うことがある。
え、「そのままの自分でいい」って思ったあとは、人生終わるまで、何して過ごすんすか?
というのも
「そのままの自分でもいい」って言ってる人の人生って、イマイチおもんないイメージがあります。
進化が止まるという弊害
「そのままの自分でいい」は
裏を返せば「もう色々頑張らなくていい」ということだ。
でも人間、「このままじゃだめだ」って思うから進化するというのは、現実ある。
「もうちょっと良くなりたい」から人は動くわけで。
たしかに心理学的観点から言えば「このままじゃダメだ!」をやりすぎて無価値感や罪悪感が爆発して問題を引き起こしてしまう。
でもだからといって
「そのままの自分でいい」って完全停止した瞬間
人生めっちゃ長く感じますよ?
「そのままの自分でいい」に終わりはない
残念ながら
「そのままの自分でいい」で感じた安心感は、永遠に続くものではありません。
またどうせ次の「このままじゃだめだ」がやってくる。
これに気づかずに
「イマココでそのままでいいと思えなきゃダメ」ゲームをやってる。
(ここでカウンセラーが「そのままの自分でいいなんてそう思えない自分がいてもいいよ、と言いましょう」というテンプレは存在するが、今回それは無視する)
「そのままの自分でいい」が完結することはこの人生では起こり得ない
これを知ってる人は、100%を目指さないからこそ、振り回されずにすむ。
今はある程度「このままじゃダメだ」を燃料にして、仕事も恋愛も趣味も進めたらいい。
だから進化する。だから楽しいんじゃないか。
また
「そのままの自分でいい」を布教している人を見たとき
この人は「完全な自己肯定は来ない」とわかった上で「そのままの自分でいい」を言ってるのか?と疑問をもつ必要はある。
自己肯定作業はそもそも、自分のやる気が向いたときにやるのがいちばんいいのであって、常にやる必要はあまりないと思っている。
結論 毒を飲み込んだまま、ほっといて生きろ。
「そのままの自分でいい」のピークは死ぬ間際でいい。
「そのままでいい」は未完成でいい。
100%を目指さないからこそ、無駄に振り回されない。
「このままじゃダメだ」というこれくらいの毒は飲み込んだままで、ほっといて生きろ。
そう思っている。


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