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今回のご相談は 私を好きと言ってくる人、嫌いになる説 / 餡子さん
こちらのご相談です。

ご相談文要約

私を気に入って近づいてくる同性の人が何人かいるが、最終的に「重い」「対等じゃない」と感じて距離を取りたくなる。
最初は好意が嬉しくて受け取りすぎ、境界線が曖昧になるのが原因だと思う。
異性とは自然な距離感でうまくいく一方、同性の依存的な関わりに巻き込まれやすい。
喧嘩せず、嫌悪感も悟られずに、静かに距離を置く方法を知りたい。

https://cocoro-marche.com/archives/34971

相談に作曲で回答するカウンセラー、音響担当と申します!

好かれやすい人というのがいます。
(ただの良い人、利用しやすい人とは区別しています)

好かれやすいがゆえに、相手に必要以上に侵入される人には、なにがおきているのか。
それは、アイドルとオタクの関係性にヒントがあります。

好かれる側が果たす役割について解説します。

「私の何がそうさせてしまうのでしょうか?」とのリクエストにお答えし
ご相談文から読み解けるあなたの要素を、心理学と推測にてお伝えします。

あなたは、誰にでも感じよく接することができ、話しかけられると全力で喜び、人を拒絶せず、助けられたこともきちんと覚えている。
こうした高度な対人センスを持っています。

ただしその副作用として、
相手に「特別扱いされた」「自分は選ばれている」と誤解させやすいとも言えます。

あなたは、入口が広い人なのかもしれません。

メンヘラ傾向・依存傾向の人は、感情を受け止めてくれそうな人を本能的に嗅ぎ分けます。
おそらくあなたは「拒絶しなさそう」「分かってくれそう」オーラが強いのではないでしょうか。

ただ、これは裏を返すと
NOが言えなさそう、境界線がなさそうと見られやすい、ということでもあります。

結果として
相手の問題 × あなたのNOを出さない優しさ がマッチングしてしまうのです。

入口が広いゆえにいろんなジャンルの人に初期対応はできるけれど、
後になってあなたの方に限界が来てしまった人に対して、境界線を引くことになったとき
境界線が「後出し」で出てきたと相手が感じると、「突然拒絶された」とつっかかってくることはあり得ます。

自分より「上」だと感じる相手にはNOが言えない
自分より「下」だと感じる相手にはNOが言える
という力学があります。

あなたは初対面の人を「個人」ではなく「世間(自分より大きなもの)」として見ている可能性があります。
世間 > 自分 の図式で、初対面の人には無意識に自分が下がってしまう癖があったりしないでしょうか。

だから最初は良い反応をしてしまう。
しかし関係が進むと、実際にはあなたのほうが自立度(男性性)が高く、バランスが逆転する。
ということが起きやすいのかもしれません。

「好意を向けられたら、喜ばなきゃ、きちんと対応しなきゃ」という思い込みはないでしょうか。
その根っこには、「期待に応えなければ嫌われる」という無意識の前提があるのかもしれません。

この思い込みがあると、つい頑張り過ぎてしまい、相手の期待を増幅させやすくなります。
また「こんなに喜んでくれる=自分は特別」と受け取られやすくなります。

人を惹きつける力があるのは間違いないでしょう。

あなたの需要力(容量)がでかいので、軽い人から重たい人まで惹きつけてきます。
あなたの影響範囲がでかいので、いい人だけでなく、めんどくさい人も惹きつけるんです。

人から好かれすぎるのは、境界線が原因ということのほかに、持って生まれた性格も大いにあると思います。

私の推測ですが、喰らいにくい人、文句が出てきにくい人ではないでしょうか?
恨み言をいつまでも言えない人。それは恨み言を言わないように心がけている人ではなく、恨むことが性格的に難しい人、と言ってもいいです。
他人からみたら「かわいそう、大変だね」と言われるようなことを、「それがどうしたの」とあまり大したことなく捉えることはなかったでしょうか?
闇に飲まれて被害者ムーブが終わらない人じゃなく、闇を光にする人なんじゃないでしょうか。
こういう人は、ファンができやすいです。

アイドルは握手会では優しく、良い反応をしてくれます。
でも境界線が分からない厄介オタクは、それ以上を求めて越境します。

握手会で本人に「MCでああいう発言はダメじゃーん」「ウチの名前忘れるとか病む」と言ったり
いきなり上から目線で「この髪色の方が似合う」と言ってきたり
アイドルの病み発信にリプして「私がついてるよ」感を出したり
頻繁なDM、出待ちして追跡、家を特定したりしようとする。
こういうのが厄介オタクです。

あなたの問題は、アイドルと厄介オタクの関係性と同じ構図として見ることができます。
もちろん、あなたがアイドル側です。影響力がでかい側なので。

ここで大事なのは、「私は上だ」と思うことではありません。
最も大切なことは
「私とあなたは対等だ」と思いながら、境界線を引く。これがすべてです。

「人と人」というノーマルな境界線があるとします。
「芸能人と一般人」の間の境界線は、より濃いものに見えてしまうのは、どちらかの影響力が著しく高いからです。
だけど騙されてはいけないのが、線は、強く見えるだけであって、本当は同じノーマル線(対等性)なんです。
これを、影響力が強い側が、強く自覚することが大切だと思っています。

有名人がパフォーマンスではなく自ら申し出て被災地に炊き出しに行った話を聞いたことがありませんか。
サインを求められた大物芸能人が、快い対応をした話も聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
あれは、「私が芸能人だから、境界線は濃く見えてしまってるけど、そんなに強く太い線だとは思ってほしくない」
という芸能人側の対等だと思いたい純粋な気持ちがそこにあると思いませんか。

私の方が影響力が強いかもしれないけれど、私たちは対等なはずだ。だが、侵食を許すことはお互いにしないように、影響力のある自分が配慮するべきだと。
このことを知っている芸能人は、芸だけに終わらない成熟性も兼ね備えており、それがオーラの一端をも担っている人だなと思います。

別角度で言えば
境界線を言い換えるなら、「尊重」という言葉が適切でしょうか。

うざい人たちに「助けられた事もある」と気付けているあなたは、もうかなりいい線いってます。
尊重は十分できているんです。
じゃああとは、線をもっと意識することです。

蛇足ですが、
自己防衛目的で境界線を引くと「誰ともつながれない。孤独だ」といった別の問題を引き起こすことが考えられます。
しかし境界線=尊重という認識で線を引けるのであれば、これらの問題は副作用としては起きにくいかと思います。

おそらくあなたは人を惹きつける力が強い人です。
「私はアイドル側である」という自覚を持つことが大事なのですが、浮かれるとか、自分は上だ、とかではなく、実はもっと重たい話です。

線を引くことは、影響力が強い側の役目・責任である。
みんなあなたに群がりたいんだから、あなたが線をひかなかったら誰が引くの、誰が自分を守れるの、という話です。
「なんで私が…」と思うかもしれませんが、オタク側から線を引いてくれることはないです。

境界線を引くということは、影響力が強い人が必ず通る課題だ、という意識を持ってみてください。

ではどうしたらいいのか。

芸能人が一般人に優しくできる構図というのをモデルケースとするならば
「それ以上のサービスはやってません」というイメージを持つことです。

私のサービスはここまでと、決める。
自分は個人ではなく店舗だという意識をもつと、線引きがしやすいかもしれません。

また、ひとつの目安として
びっくりしたのであれば(思い出の品を買うなど)、それはラインを超えられたと思ってください。

「していることは、されたこと」という言葉があります。
パワハラをしている人は、パワハラや力で押さえつけられた歴史がある、というような。

いまあなたが誰かからされている「越境」は、過去(や未来)のあなたが別の誰かにしてきた(これからしてしまう)のかもしれません。

「自分自身は境界線を越えるようなことはしていないか」
これに敏感になってみてください。

そして、相手を尊重する意識を持つことです。
尊重するというのは、話を聞くところまで。
相手になにか求められていない段階で、先回りしておせっかいやアドバイスをしない。
ということを「全ての人に対して」意識してみてください。
距離が遠い人にはできます。
ただ、近い人にもそれができるのかが、尊重です。

ファンサ(ファンへのサービス)を減らすことも練習しましょう。

喜び過ぎないことや、反応速度をワンテンポ遅らせることを心がけてみましょう。

また、自分の弱みを誰にでも見せないことも大事です。
落ち込んでる話は、選んだ人にだけ出すようにしてみてください。
重たい人ほど、推しが弱ってることを知るやいなや、自分の出番と誤解します。

私自身も重たい人に好かれるパターンがあり、ご相談をきっかけに自分の境界線について改めて問題視するに至りました。

こうやって相談回答を書くのも「ここまで書くのは境界線越えてるのか?」などと思いながら回答させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
私が厄介オタク状態だったらすみません。

似た者同士は引き合います。
厄介オタクも人の心に侵入という形で入り込みますが、
そもそも先に人の心の扉を開けたのは、アイドルのほうです。
オタクの心を射止めなければ、なにも始まりませんから。

次は、握手会で会いましょう。

音響担当でした~!

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