恋愛の問題が全て解決する話
「与えれば返ってくる」は半分嘘
「自分がされて嫌なことは、相手にもしちゃだめ」
という言葉がある。
これを逆に言えば
「自分がしてもらいたいことは、相手にもしてあげましょう」
ということになり、
そもそもあなたの恋愛の問題は、
相手からしてほしいことをしてもらえれば、一旦解決するだろう。
そこで、
自分がしてもらいたいことをしてあげると、相手から返ってくるが、それには条件がある。
という話を、認知の観点からしていく。
理解するハードルと、実行するハードルが高い難しい話をするが、
恋愛の問題が全て解決する話だ。
私はこうだからあなたもそうだろう
人は、
「自分がこう思うのだから、他人もこう思うに違いない」と推測する認知傾向を持つ。
このことを、社会的投影という。
例えば
「自分はプレゼントもらったらプレッシャーを感じるし、そういう人って多いと思うのね」
などというように、
ある行動・思考を自分が選ぶ人は、「他人もそれを選ぶ割合が高いだろう」と見積もりやすい。
これを恋愛の話に置き換えると、こうだ。
「忙しい彼は私のことなんて忘れてるんじゃないかと思う」という女性の脳内では
「だって私だったら忙しい時は彼のことは忘れてしまう」と思っている。
理論上は。
ここまで聞いて、
「いや絶対それはない。彼は私のこと完全に忘れてるけど、絶対、私だったら忙しくても彼のこと忘れたりせんわ」
とまず言いたくなる場合は
投影は投影でも「防衛的投影」(←これは別の機会に説明します)が起こっている可能性があるが、そんな人にこそ聞いてほしい話だ。
話は簡単だ。
あなたが、
「忙しい彼が、恋人である私を忘れてる気がする。それは嫌だ」
と思っているとしよう。
「私は忙しいときに、恋人のことを忘れない人間だ」とあなたが自分のことをそう思っているのであれば、
「彼は忙しいけど、私のことを忘れてるわけじゃないのだろう。なぜなら私は、忙しくても彼のことを忘れないのだから。」
と思うことができるため、
あなたの認知のなかでは問題はなくなる。解決だ。
その前提が間違っている
しかし、ここまでで終わってしまってはまだ間違ったままだ。
なぜなら、ここにはひとつ、外せない条件があるからだ。
それは、「彼にとってのあなた」が、あなたにとっての「誰」にあたるのかを、解像度高く当てはめなければいけないということだ。
ここからの話は、少し難しいかもしれないが、ついてきてほしい。
彼にとってのあなた
例えば、あなたに大好きな親友がいるとしよう。
「なにかあったらすぐに飛んでくから、絶対」という大切なBestFriendがいるとして。
「私は忙しくても親友のことは忘れてない、だって大切だから。だから彼も、私が大切な人だって言うんなら私のことは忘れないのは普通よ」
これは、ズレている。
なにがズレているかは詳しく述べないが、「決めつけだろ」という感覚があれば十分だ。
そして
なぜズレるのかというと、
「彼にとってのあなた」は、あなたにとってのBestFriendと同じような存在であると見積もっているが、
その根拠が、「そう信じたいから」というふわふわした希望だけに基づいているためだ。
彼にとってのあなたが、
「ウエルカムな存在」なのか
「めんどい存在」なのか
その見積もりは、
「そう信じたい」という希望は一切抜きに、「感覚」を根拠に判定していかないといけない。
思考で見積もるのではない。
感覚で見積もるのだ。
さらにその感覚というのは、身体感覚を根拠に探してほしい。
胸がざわざわする
いい気持ちはしない
なんか呼吸がしにくい感じになる
というようなものだ。
繰り返すが、ダメなのは、思考や過去の事実を根拠にすることだ。
そうではなく、
「彼が私のことを考える時を想像すると、なんか心がギュッとなって申し訳なくなる」
そういった自分の身体的感覚に嘘をつかずに、自分の心で感じ取ってみてほしい。
立場を入れ替える
さて。
ややこしいので、これから答えだけを言うが、
まず、
彼はあなたをどう感じているかを、「あなたがどう思っているか」を身体の感覚をたよりに素直にみていく。
その結果
「彼は今、私のことを、ちょっとめんどくさい人間と感じているような感覚がする」
というものが出てきたとしよう。
この場合であれば
ここであなたが思い浮かべるべきなのは、大好きな親友ではない。
あなた自身が「ちょっとめんどくさいんよな」と感じている人を思い探していかないといけないのだ。
仮にそのめんどくさい人ををMさんとする。
さて、ここからが本題だ。
あなたは仕事がめちゃくちゃ忙しいとき、Mさんのことをどう思っているだろうか。
「は!?忙しいんや。Mさん!?知るかッ!!!思い出させんな!!」
だろうか。
それとも、
「今は忙しいけど、Mさんのことはちゃんと覚えてる。ちょっとめんどくさいところもあるけど、別に嫌いなわけじゃないし、また会ってもいいと思ってるよ」
だろうか。
もし、あなたが後者のような人間であれば、
「私は忙しくても、面倒くさい人のことを忘れたりしない。だから彼も、私のことを忘れているとは限らない」
と思えるようになるのだ。
ここがゴールだ。
そして、そんな気持ちで過ごしていれば、彼との関係はうまくいく確率が圧倒的に高くなる。
3つの難関
この話には3つ、難しい点がある。
1
彼があなたをどう感じているかを、あなたが素直に感じること。
2
それと同じ感覚を抱いている誰かを、素直に思い浮かべること。
3
そしてそんな誰かに、優しい気持ちを向けられる自分であること。
だから
そうなんですね!
めんどくさい人に優しい気持ちでいたら彼から優しさが返ってくるんですね!
じゃあ、やってみます!
と、
彼からの見返りのために下心全開でやってしまっては、
彼から優しくされたときに下心が返ってきたような気分になるので、全く意味がない。
そんなの人格者じゃないと無理じゃん〜
そうなのだ。
めちゃくちゃ簡単な言い方をすると、
自分は相手の嫌がることを受け入れたくないのに、相手には自分の嫌がることを受け入れてほしいと思っている。
この状態では関係は破綻しますよ、ということを述べた。
心からそれをするのは、とても難しい。
やってみます!でできることではない。
だが、いくつも段階はあれど、不可能ではない。
まずは、「見返り」という言葉を使うのをやめてみよう。


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