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要約

私たちは大きすぎる喜びに耐えられないようにできている。

創作がなかなかすすまない理由は、創作による喜びがでかすぎて、その喜びを怖れているためである。

解決法は、創作を「大きな喜びをもたらすもの」から「大した喜びは得られないもの」に格下げすることである。

そのためにできることは、「創作」よりも「自分」が大きくなる=実力をつけ、創作を「苦労しなくてもできること」にする。

そうすれば作品は完成はする。

という話をします。

前提「私たちは幸せになるのが怖い

作ったのに3年間未発表の楽曲があります。そしてなかなか曲が完成しません。

なぜなのか。

それは「喜ぶのが怖いから」です。

楽曲をつくったり、YouTubeで発表すると、すごく嬉しい気持ちになります。
しかし、喜びを受け取ると、同時に怖れも感じてしまうのです。
この怖れは無意識で感じる感情です。(自覚するのは難しいです)

喜びと同時にどんな感情を感じてるかというと

・次もいいものを作らなきゃ
・でも自信ないな
・最高記録を更新しなきゃいけないのつらい

などです。
この怖れを感じたくないから、無意識に喜ぶ機会をつくらないようにしちゃうんです。

(余談ですが、「喜ぶのが怖い」は超売れっ子がピークアウトする原因の一つと考えています)

創作がすすまない理由は「その生き方ではないから」ではなかった

一方で「気が進まないってことは、本当はやりたくないことなんだ、そっちの生き方ではないんだ」論がありますよね。

しかし必ずしもそうではないのです。

私の場合、そっちではなく、「楽曲制作で得られる喜びを感じるのが怖い、だからやらない」こっちだったようです。

(補足:私自身は破壊の才能がありますが、裏を返せば創造の才能があるということになります。なので私の創造の才能を考慮するならば「私は創造に向いていない」という説は成立しません)

デカすぎる喜びを恐れずに受け取る方法2つ

一億円というとんでもない額をもらうことになったとして。
こういったデカすぎる喜びを前にすると、普通の人は 信じられないほど嬉しい!とはなるものの、喜びだけ感じているわけではありません。

とんでもなく怖くなったり(悪いことが起こる気がする)、実感がわかない、びっくりして喜びが感じられないといった反応も起こったりします。

そして悲しいことに、私たちはとんでもない量の喜びに耐えられないようにできています。
とんでもない喜びだったらお断りなわけで・ある日とつぜん一億円をもらう・超あこがれていた芸能人と付き合うなどということは起こりません。(言い切らせてください)

(※カウンセリングあるあるで言うと、「音信不通の解消=とんでもない喜び」になってしまうと、それが起こりにくくなるということになります)

一億円を、怖がらずに受け取る方法が2つあります。これらについて考察していきましょう。

  1. 毎日1000円ずつ、27年かけて合計一億円を受け取る。「少額を、複数回に分けて受け取る」方法。
  2. 「一億円を大したことと思わない」こと。これが大金持ちや成功の秘訣へとつながります。

少額を、複数回に分けて受け取る方法(ボツ)

創作によって感じる喜びが大きいことが皮肉にも創作のブレーキになってるなら、ちまちま喜びを感じればいいじゃないか。

創作に関する喜びを「一気に感じる」ってどういうこと?

逆に「ちまちま感じる」ってどういうこと?

  • 一気に喜びを感じるとは? → 作品が完成したとき、世の中に出したときにはじめて喜ぶこと
  • ちまちま喜びを感じるとは? → 制作の過程で「すごい!ここまでできたんだ!」と喜ぶ中間地点をたくさん設けること

う〜ん いまいちピンとこん方法論だなあ。

今この文章を書いているのも「創作」になるわけですが、これを書きながら「すごい!ここまでかけたんだ!」ってなってないわけですよ。

チャーハン作ってる途中に「すごい!ネギ切りきった!」って喜びなさいってことでしょ?

馬鹿じゃないですか?

「こんなふうに喜びましょう」という感情はコントロールできません。

ということでこの「中間地点で喜ぶ」方法は限界を感じるので別の切り口にかえます。

一億円を大したことと思わないこと(結論)

私は楽曲制作よりもこのように文章を書く方が、苦労せずにできます。
ただ、文章が完成したときの喜びは、曲が完成したときより弱いです。
でもそこがヒントでした。
大したことなくできることは、できあがったときの喜びは弱いけど、それでも完成はするんです。

「楽曲制作」と「自分」は、「楽曲制作」のほうがデカい=私のほうが小さい=私の実力がまだ足りない から、まだラクには作れない。

これに対して、「文章を書く」と「自分」は、「自分」のほうがデカいから、「文章を書く」をラクに扱える。

楽曲制作を大したことにしなければいいんです。

息をするように曲がかければいいんです。

実力をつければいいんです。

努力をすればいいんです。

以上。

結局は実力の有無

結局は実力の有無です。(ただその実力をつけるのに、努力が必要かという話は別個にあります)

回り回ってつまらん結論になりました。

チャーハンのネギ切っただけでは喜べないことに気付けたから、むちゃな方法論を展開せずにすみました。

その他も途中の考察で色々気づきがありました。ここまでお読みいただきありがとうございました〜!

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