彼に「お前とは話ができない」と言われたら
喧嘩になり、感情的になった場面で
「お前とは話ができない」
と彼から言われたことがある人もいるのではないか。
「私はちゃんと話そうとしてるの!」
そう思う人も多いだろう。
でも実は、問題は「何を話したか」ではなく、「どのように話したか」だったりする。
ただ今回は、「どのように話したか」をこうすればいいですよ、という話ではない。
もっとそれ以前の話、
私は彼に配慮ができる人間性かどうか、の話をしよう。
つらいことが長期化している人は、誰かに話を聞いてもらいたいときがあるだろう。
だが、
誰か、たとえば友人に話を聞いてもらうとき、あなたは友人に配慮ができているだろうか。
本当に大切なのは、余裕がないときでも相手への配慮を忘れないことだ。
余裕のないときは「話の聞いてもらい方」や「相手にお礼をする」といったことにまで気が回らないものだが、
この「余裕がなくても配慮は忘れない」という人間性が育っていないことが、彼にとってのチリツモになっているのかもしれない、という話をしたい。
彼から「手放したくない」と思われる女性は、そもそも他人への配慮が当たり前に身についている女性であることが多い。
今日は、彼ではなく、友人に話を聞いてもらう場面を例に話を進める。実は、そのほうが本質が見えやすいからだ。
少しでも落ち着いたら目的達成
配慮とはさまざまな場面で必要だが、
ひとまず今日想定するシチュエーションは、彼以外に自分の話を聞いてもらいたい場面に限定し、
話を聞いてもらいやすいお伺いの立て方
相手への配慮
感謝を伝える習慣
これらについての具体的なやりかたをお伝えする。
将来、彼との関係を自ら壊さないための話と思ってみてほしい。
負の感情や愚痴を他人にぶつけ続けると、その人との関係は壊れる。
そうならないためには、
目的を「怒りを聞いてもらうこと」ではなく、「自分の神経系を落ち着かせること」と自覚することが重要だ。
少し落ち着いたり、楽になったら目的達成とする。
そして最後は「ありがとう」で終わる。

ルール1:限定的・具体的にお願いする
人に話を聞いてもらうとき、相手への配慮として、
「20分だけ吐き出させて」
「アドバイス・反論なしで、相槌だけして」
というように、具体的に限定的なルールを設けてみてほしい。
20分と時間を限定する。
もしくは相手のすべきことを限定する。
といったように。
ところが私たちはよく
「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」という曖昧なお願いをしがちだ。
最初は相手も快く応じてくれる。
しかし、それが何度も続くと、
「今日はどれくらいかかるんや…」
「また延々と話を聞かされるんかな」
と心理的な負担を感じやすくなってしまう。
一方で、
「20分だけ」
「今日は聞いてくれるだけでいい」
と伝えられると、「あ、これだけすればいいのね」と相手は安心して引き受けやすくなる。
心理的負担を軽くする言葉が言えるかが、相手への配慮なのだ。
そして、話を聞いてもらえたら、
「今日は時間を作ってくれてありがとう」
「聞いてもらえて助かったよ」
と感謝を伝えることも忘れてはいけない。
これはなぜか意外とできていない女性が多い。(私調べ)
とってつけたような「今日はありがとね」ではダメなのだ。
むしろ、何度も聞いてもらってからこそ、お礼を忘れない人にだけ、次がある。
「厳しすぎだろ」と思った人は、無意識に相手から奪う人間になっているかもしれない。
ルール2:同じ人だけを使わない
つらいときに話を聞いてくれる存在はとても大切だ。
ただ、一人だけに頼り続けることはおすすめしない。
毎回、
怒る・落ち込む
↓
その人に電話する
という流れが繰り返されると、無自覚のうちに「感情を落ち着かせる役割」を一人に任せる形になってしまう。
最初のうちは相手も支えてくれるだろう。
しかし、それが何度も続くと、相手も精神的に疲れてしまい、「またか……」と感じるようになることがある。
すると、今度は「話を聞いてもらえなくなった」という新たな苦しみを抱えることにもなりかねない。
助けてもらう相手は一人に固定せず、何人かに分散することをおすすめする。
あるいは、一度しっかり話を聞いてもらったら、次は紙に書き出したり、別の友人に話したり、カウンセラーを利用したりと、方法をローテーションした方がいい。
一人に負担を集中させないことは、相手との関係を守ることになる。
身につけてほしいのが、
「相手のキャパシティを考えながらコミュニケーションを取る」という感覚や、「相手にも限界がある」という感覚だ。
「私はつらいから聞いて」というコミュニケーションから、「相手の状態にも配慮しながら話を聞いてもらう」というコミュニケーションへ変わること。
それが、彼を大切にするということだ。
彼はあなたの人間性を感じとっている
友人への配慮は、彼への配慮の予行演習になる。
日頃から「相手に配慮しながら話を聞いてもらう」という経験を積むことが、彼から人間性を評価され、手放したくない女性になることに直結する。
彼は、意識的にあなたの人間性を評価しているのではない。
無意識に感じ取っており、「なんか違うな」「結婚はないな」という違和感が彼のなかに蓄積していく。
彼との関係は、彼との時間だけで作られるものではないのだ。


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